【簡単】etravelフィリピン完全ガイド|オンライン申請から入力例まで徹底解説
フィリピン入国に必要な「eTravel(イートラベル)」の申請方法を、マニラ在住・過去に20回以上etravelを申請した私が、画面キャプチャ付きで分かりやすく解説します!
eTravel(イートラベル)とは
eTravel(フィリピン電子入国カード) は、フィリピン入国時に必要なオンライン事前申請システムです。従来の紙の入国カードに代わり、2022年12月から導入されました。
POINT
- 申請期限:出発の72時間前から申請可能
- 有効期限:登録から72時間有効
- 費用:完全無料
- 所要時間:約5-10分
- 必要なもの:パスポート、フライト情報、フィリピン滞在先住所
eTravelの申請が必要な人
申請必須の対象者
- フィリピンに入国するすべての外国人(観光・ビジネス・留学問わず)
- フィリピン国籍でも海外から帰国する場合は必要
- 乳幼児・子供も個別に申請が必要
申請不要のケース
- フィリピン国内線の乗り継ぎのみ(入国しない場合)
- トランジットで入国審査を受けない場合
eTravel申請の手順【2024年最新版】
ステップ1:公式サイトにアクセス
公式URL:https://etravel.gov.ph/
⚠️ 注意:類似の代行サイトが多数存在しますが、公式サイトは完全無料です。「.gov.ph」のドメインを必ず確認してください!
ステップ2:基本情報の入力
| 項目 | 英語表記 | 入力例 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 姓 | Last Name | TANAKA | パスポートと完全一致 |
| 名 | First Name | HARUKO | パスポートと完全一致 |
| 生年月日 | Date of Birth | 1990-05-15 | YYYY-MM-DD形式 |
| 国籍 | Nationality | Japan | プルダウンから選択 |
| 性別 | Gender | Female | Male/Female/Others |
| パスポート番号 | Passport Number | TK1234567 | ハイフン・スペース不要 |
| パスポート発行国 | Issuing Country | Japan | – |
ステップ3:フライト情報の入力
往路(フィリピン到着便)
- 航空会社:Cebu Pacific
- 便名:5J823
- 出発地:Narita (NRT)
- 到着空港:Manila (MNL)
- 到着日:2024-11-01
- 到着時刻:06:30
復路(フィリピン出発便)
- 出発日:2024-11-08
- 出発便名:5J824
- 出発空港:Manila (MNL)
⚠️ LCC(格安航空)利用者の注意点:便名は予約確認書に記載されています。セブパシフィック「5J」、エアアジア「Z2」など。
ステップ4:フィリピン滞在先情報
ホテル滞在の場合
入力例:
- 滞在先タイプ:Hotel
- 住所:123 Session Road, Baguio City, Benguet
- 滞在先名:Hotel Supreme
- 電話番号:+63-74-442-3181
語学学校寮の場合
入力例:
- 滞在先タイプ:Dormitory
- 住所:26 Loakan Road, Baguio City
- 滞在先名:PINES International Academy
- 電話番号:(学校の代表番号)
Airbnb・ゲストハウスの場合
入力例:
- 滞在先タイプ:Private Residence / Guesthouse
- 住所:(予約確認書の住所をそのまま入力)
💡 住所が分からない場合:予約確認メールを確認、またはGoogle Mapsで検索して正確な住所を取得してください。
ステップ5:健康状態の申告
以下の質問に該当するか回答:
- 過去30日以内に発熱・咳・息切れ等の症状はありましたか?
- COVID-19陽性と診断されましたか?
- 感染者と濃厚接触しましたか?
ほとんどの場合「No」で問題ありません。
ステップ6:QRコード取得
申請完了後、登録したメールアドレスに QRコード付きの確認メール が届きます。
QRコードの保存方法
- スマートフォンに画像保存
- プリントアウトして持参
- スクリーンショットをスマホに保存
⚠️ 重要:入国審査時にQRコードの提示が必須です。到着した空港のWi-Fiにつながらない場合もあるため、オフラインで確認できる状態にしておきましょう。
よくあるトラブルと解決
QRコードが届かない
原因:
- 迷惑メールフォルダに振り分けられている
- メールアドレスの入力ミス
解決策:
- 迷惑メールフォルダを確認
- 「etravel@immigration.gov.ph」を受信許可設定
- 再申請(何度でも無料で可能)
申請後にフライト変更になった
対処法:
- 新しいフライト情報で再申請が必要
- 前回の申請は自動的に無効化される
- 最新のQRコードのみ有効
72時間以内に申請し忘れた
対処法:
- 空港出発前に申請すればOK
- 機内Wi-Fiで申請も可能(推奨はしません)
- マニラ空港到着後も申請可能だが、入国審査で時間がかかる可能性あり
同行者の分もまとめて申請できる?
回答:
- 各自が個別に申請必要
- 家族旅行でも一人一人申請
- 子供・乳児も同様
eTravel申請時の注意点チェックリスト
申請前に準備するもの
□ パスポート(有効期限6ヶ月以上)
□ 航空券の予約確認書(便名・到着時刻確認用)
□ フィリピン滞在先の住所・電話番号
□ 帰国便の予約確認書
□ メールアドレス(QRコード受信用)
入力時の注意点
□ パスポート表記と完全一致させる(ヘボン式ローマ字)
□ 便名は半角英数字で正確に入力
□ 滞在先住所は英語表記で
□ 到着日時は現地時間(フィリピン時間)で入力
□ メールアドレスは受信可能なものを使用
入国審査でのeTravel提示方法
提示の流れ
- マニラ(またはセブ・クラーク等)空港到着
- 入国審査カウンターに並ぶ
- 審査官にパスポートとQRコードを提示
- 審査官がQRコードをスキャン
- 指紋認証・写真撮影
- 入国スタンプ押印→入国完了
所要時間:eTravel登録済みの場合、通常5-10分(混雑時は30分以上)
eTravelとフィリピン入国の最新情報【2024年11月】
ビザ免除(観光)での滞在可能日数
- 日本国籍:30日間ビザなしで滞在可能
- 延長する場合:現地イミグレーションで観光ビザ延長手続き
入国時に必要なもの
✅ パスポート(残存期間6ヶ月以上)
✅ 往復航空券(または第三国への出国チケット)
✅ eTravel QRコード
✅ 滞在先情報
💡 留学の場合:語学学校が発行する「入学許可証(LOA)」があるとスムーズです。
フィリピン各空港でのeTravel対応状況
| 空港名 | eTravel対応 | 備考 |
|---|---|---|
| ニノイ・アキノ国際空港(マニラ) | ✅ 完全対応 | 全ターミナルで利用可能 |
| マクタン・セブ国際空港 | ✅ 完全対応 | – |
| クラーク国際空港 | ✅ 完全対応 | – |
| カリボ国際空港(ボラカイ) | ✅ 完全対応 | – |
| ダバオ国際空港 | ✅ 完全対応 | – |
eTravel代行サービスは使うべき?
公式サイトとの比較
| 項目 | 公式サイト | 代行サービス |
|---|---|---|
| 費用 | 無料 | 1,500円〜3,000円 |
| 所要時間 | 5-10分 | 同じ |
| 安全性 | 政府公式 | 個人情報提供のリスク |
| メリット | コスト0円 | 入力代行してくれる |
結論:特に難しい操作はないため、ご自身で申請することを強く推奨します…!
フィリピン留学・観光でeTravelを活用する方法
留学でeTravel申請する際のポイント
滞在先情報の記入方法
語学学校に留学する場合、滞在先は「学校寮」になります。
入力例
- 滞在先タイプ:Dormitory
- 学校名:PINES International Academy
- 住所:26 Loakan Road, Baguio City, Benguet, 2600
- 電話番号:+63-74-442-7159
💡 学校の住所が分からない場合:入学許可証(LOA)またはエージェントに確認してください。
観光でeTravel申請する際のポイント
リゾートホテル滞在の場合
入力例:
- 滞在先タイプ:Hotel
- ホテル名:Shangri-La Mactan Resort & Spa
- 住所:Punta Engaño Road, Lapu-Lapu City, Cebu
- 電話番号:+63-32-231-0288
アイランドホッピング等で複数ホテルに宿泊する場合
- 最初の宿泊先のみ入力すればOK
- 移動後の宿泊先は入力不要
eTravel申請後のチェックリスト
出発前
□ QRコードをスマホに保存済み
□ QRコードをプリントアウト(念のため)
□ パスポートの有効期限確認
□ 帰国便の予約確認書を印刷
□ フィリピンペソを少額用意(タクシー・SIM購入用)
機内
□ eTravel QRコードをすぐに取り出せる状態に
□ 税関申告書は機内で配布されないため不要(eTravelで完結)
到着後
□ イミグレーションで「FOREIGN PASSPORT」レーンに並ぶ
□ パスポート+QRコードを提示
□ 入国スタンプを確認
eTravel関連のよくある質問(FAQ)
Q1. eTravelは何日前から申請できますか?
A. 出発の72時間前から申請可能です。早すぎると無効になるため注意。
Q2. 申請後に内容を修正できますか?
A. 修正機能はありません。誤りがある場合は再申請してください(無料)。
Q3. QRコードを紛失しました
A. 登録したメールアドレスに再送信されているか確認。見つからない場合は再申請。
Q4. 家族全員分を一度に申請できますか?
A. できません。一人ずつ個別申請が必要です。
Q5. 英語が苦手ですが申請できますか?
A. 公式サイトは英語のみですが、Google翻訳を併用すれば問題なく申請できます。
Q6. eTravel申請しないとどうなる?
A. 入国審査時に空港で申請を求められ、入国に時間がかかります。最悪の場合、入国拒否の可能性もあります。
Q7. トランジット(乗り継ぎ)だけでも必要ですか?
A. 入国審査を受けない乗り継ぎのみの場合は不要です。
eTravelとフィリピン入国に関する最新ニュース
2025年の主な変更点
- eTravel登録の有効期限が「72時間」に統一(以前は不明瞭だった)
- QRコード形式の変更(セキュリティ強化)
- 全国際空港でeTravel完全義務化
今後の展開
フィリピン政府は、eTravelシステムを税関申告や検疫申告とも統合する計画を発表しています。将来的には、eTravel一つですべての入国手続きが完結する見込みです。
まとめ:eTravel申請は簡単!事前準備で快適なフィリピン入国を
eTravel(イートラベル)は、フィリピン入国をスムーズにするための必須システムです。
覚えておくべきポイント
- 出発72時間前から申請可能
- 完全無料(公式サイトのみ)
- 所要時間5-10分
- QRコードは必ずスマホ保存+印刷
- 家族全員が個別申請必要
申請の流れ(おさらい)
- 公式サイト(https://etravel.gov.ph/)にアクセス
- パスポート情報を入力
- フライト情報を入力
- 滞在先情報を入力
- QRコード取得
- 入国審査で提示
フィリピン入国後の移動・生活情報
マニラ空港からバギオへの移動方法
eTravel申請が完了したら、次は現地での移動です。
おすすめルート:
- 空港→バスターミナル:Grab(配車アプリ)で約30分
- マニラ→バギオ:Joy BusまたはVictory Linerで約6時間
- 費用:バス500-800ペソ(約1,500-2,400円)
💡 バギオ行きのバスは、Pasay(パサイ)のバスターミナルから出発します。
セブ空港から市内への移動
- タクシー:メーター制、空港から市内まで約300-500ペソ
- Grab:事前に料金確定で安心、約350-600ペソ
- エアポートシャトル:ホテル予約時に確認
フィリピン旅行・留学の準備チェックリスト
出発前に準備するもの
□ パスポート(残存期間6ヶ月以上)
□ eTravel申請完了(QRコード保存)
□ 往復航空券
□ 海外旅行保険
□ クレジットカード(VISA/Mastercardが主流)
□ フィリピンペソ(少額でOK、現地ATMで引き出し可能)
□ SIMフリースマホ(現地SIM購入用)
□ 変換プラグ(フィリピンはAタイプ、日本と同じ)
バギオ留学特有の持ち物
□ 長袖・パーカー(標高1,500m、朝晩15度まで下がる)
□ 折り畳み傘(雨季は必須)
□ 勉強道具(参考書、ノート)
□ 常備薬(現地でも買えるが日本の薬が安心)
eTravel申請に関する公式情報リンク
- eTravel公式サイト:https://etravel.gov.ph/
- フィリピン入国管理局:https://immigration.gov.ph/
- 在フィリピン日本国大使館:https://www.ph.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/
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最終更新日:2025年10月26日
執筆者:ピノスポット編集部(フィリピン・マニラ在住ライター)
